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(GMT+08:00) 2005-01-14 16:11:35    
イラン核問題再発生か

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 IAEA・国際原子力機構の査察チームは12日、イランのテヘラン入りし、13日から一週間にわたってパルチン軍事施設を査察することになります。これに対して、イランの核問題交渉チームの報道官は、「イランはIAEAが疑っているパルチン軍事施設への調査を認めたが、査察という理由でイラン軍事施設に対していかなるスパイ活動も許さない」と硬く示しました。

 パルチン軍事施設はテヘランから東南部に30キロ離れたところにあり、ミサイルと強度爆発物資を開発する軍事基地だと見られています。これに対して、イランはずっと否定し続けてきました。IAEAは、去年11月にまとめたイランの核問題評価報告の中で、その核活動の性質について結論を出さなかったものの、パルチン軍事施設入りを断られたと強調しました。このことから、この報告はイランの核活動に対して結論を出さなかったことは、パルチン軍事施設の謎が解けない原因の一つであると、分析家は見ています。

 ところで、パルチン軍事施設の査察について、IAEAは5日ウィーンで、「イラン側の同意を得てから、IAEAの専門家がまもなくパルチン軍事施設入りし、調査を始める」と明らかにしました。しかし、これを控えて、イランはなぜチームメンバーに「これを名目にしてイランの軍事機密を調査しないよう」警告したのでしょうか。

 いままでイランは、核活動は平和の目的で、「核兵器拡散防止条約」の調印国としての義務の履行に違反していないと訴え続けてきました。イラン側の説明によりますと、パルチン軍事施設への査察を認めたのは、自国の核開発計画は透明なものであることを証明し、核問題ができる限り早急に決着させたいとの思惑からとのことです。また、いままでパルチン軍事施設入りを認めなかった理由について、イラン側は、「ここはただの軍事施設に過ぎず、ここでいかなる秘密のある核活動も行っていないからである。それに、ここはあくまでイランの国家機密に属している。もし査察メンバーによる任意の調査を任せたら、『軍事機密を紛失する』恐れがある」と説明しています。

 イラン外務省のスポースマンは9日、「IAEAとの討議で軍事設備への査察に言及しなかったことから、イランは査察メンバーのパルチン施設入りを許可し、建造物の外にある安全地帯でのサンプル採集を認めた。これは、アメリカなどの国々による『イランはパルチン軍事施設で核開発をしている』という嘘を裏付けるためである。また、一日も早くイランへの核査察を終了させたい」と強調しました。

 イランはIAEAの専門家がパルチン軍事施設への査察を認めたことに対して、国際社会はイランの核問題解決のプロセスで進展を遂げたと高く評価しました。EU・欧州連合もこれを受けて、今月12日、ブリュッセルで一年半も中止していたイランとの二国間貿易交渉を再開し、13日にイランとの新たな政治対話を回復しました。

 このようにEUとイランとの関係が緩和の兆しを見せている中、IAEAはイランによるパルチン軍事施設への査察制限をどう受け止めるのでしょうか、今回の査察は順調に進められるのか、イラン核問題が再び発生するのかが、焦点となっています。