本部をローマに置くFAO・国連食糧農業機関は11日コミュニケを発表し、「インド洋の津波や豪雨などの悪天気の影響を受けて、インドネシアなど東南アジアと南アジア諸国の一部の地区の農業生産は深刻な影響を受けている。中長期的に見ると、津波による被災地区では食糧供給の危機的現象が現れる可能性がある」と指摘しています。
FAOの予測によりますと、津波の襲撃を受けた東南アジアと南アジアの12ヵ国と地区では、約200万人が食糧援助を必要としているということです。FAOは2600万ドルの人道的援助を緊急に提供し、深刻な被災地区の食糧問題の解決を援助するよう国際社会に呼びかけました。
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