中国の温家宝首相は6日インドネシアの首都ジャカルタで開かれたASEAN・東南アジア諸国連合地震と津波による被災国支援緊急首脳会議で、「力を合わせて麗しい故郷を再建しよう」と題する講演を行ないました。
この講演の中で、温家宝首相は中国政府を代表して、災害救助と再建の活動について、いくつかの具体的な提案を提出し、また「中国政府は国連の呼び掛けに応じて、いままでの承諾の上に更に2000万ドルを提供し、被災国の災害救助と再建に用いる」と表明しました。
温家宝首相は、この他、「効果的な津波警報システムを導入するため、中国は今月の25日から26日にかけて、北京で中国・ASEAN津波警報について話し合うシンポジウムを行なう」ことを発表しました。
ジャカルタ滞在期間中、温家宝首相は、インドネシアやスリランカ、タイなどの国の指導者とそれぞれ会見し、また国連のアナン事務総長と会いました。温家宝首相はまた中国政府を代表してインドネシア側に中国側の提供した400万元相当の支援物資を渡しました。これは、中国がインドネシアに援助した第3陣の支援物資だということです。
温家宝首相は当日各活動を終えて、ジャカルタを離れ、帰国しました。
|