台湾教育当局はこのほど、島内の新しい高等学校の歴史カリキュラム綱要を発表し、「台湾歴史」を単独の教科書にしただけでなく、「カイロ宣言」などの重要な歴史的事実を全部削除しました。これに対して、島内の有名な歴史学者たちは、「当局のこのような行動は歴史を切断することで、青少年の祖国との同一感を変えようとしている。これは『中国離れ』と祖国分裂の企みのために、イデオロギーや世論の面で下準備をすることである」と指摘しました。
これは台湾文化大学の王仲孚教授が、記者のインタビューに応じた際、述べたものです。王教授はその際、「『台湾の歴史』は地方史として、もともと中国歴史の一部である。しかし、新しい歴史カリキュラム綱要では無理矢理に『台湾歴史』と『中国歴史』を別々にしている。それに、『違う二つの国家の歴史』と思わせるところはいたるところにある」との考えを示した上で、「これは、歴史を切断することを通じて、青少年の祖国との同一感を変えようとする企みで、『台湾独立』と分裂目的のための下準備である」と批判しました。
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