プーチン大統領は23日、クレムリン宮で行われた年度記者会見で、ロシアの内外政策について説明しました。
ウクライナ情勢についての質問に対して、プーチン大統領は、「ロシアはウクライナ国民の信頼を得る国家指導者を受け入れるが、不法な手段で政治問題を解決しようとする試みを憂慮している」と重ねて強調しました。
ロシアとアメリカの関係に触れた際、プーチン大統領は「ロシアは今後アメリカとの関係を全面的に発展させる。両国は反テロと核拡散防止での協力を強化していく」と述べました。
イラク問題に関して、プーチン大統領は、「占領下に置かれているイラクでは行われる、イラクの国民議会選挙は民主が保障できるかどかに疑問を持っている」と示した一方、大手企業ユコスの子会社であるユガンスクネフチェガス競売実施の問題に対しては、「これはロシア法律に厳格に基づいて行われたもので、関連の国際法の準則をも遵守している」と示しました。
プーチン大統領は、「ロシアは今後数年間、引き続き内外のテロリズムの取締りに力を入れ、国家法津保護機関を強化し、国家政治制度を強固にしていく」との考えを示しました。
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