12月20日はマカオの祖国復帰5周年の記念日です。これを祝う大会とマカオ特別行政区第二期政府の就任式はマカオ文化センターで行なわれました。中国共産党総書記で、中央軍事委員会主席でもある胡錦涛国家主席は大会で重要な発言を行ないました。
マカオ文化センターは五年前にマカオの復帰式典が行なわれた場所です。きょうの文化センターは活気に溢れていました。祝賀大会と就任式典は中華人民共和国の国歌が流れる中始まりました。
何厚カ行政長官は胡錦涛国家主席の見守る中、二期目の就任を宣誓しました。続いて、胡錦涛国家主席が臨席の下、何厚カ行政長官を始めとするマカオ特別行政区の主要な指導者は就任を宣誓しました。そして、何厚カ行政長官の見守る中、マカオ特別行政区行政会委員は就任を宣誓しました。
次いで胡錦涛国家主席が拍手を受け発言しました。「マカオが祖国に復帰して5年になる。『一国二制度』の方針を成功裏に実践に移している。今日のマカオは、社会が安定し、経済が持続的に伸び、住民が楽しく暮らしている。事実が証明するように、マカオの人々は、マカオをうまく管理、開発する知恵や能力、政策を持っている。偉大な社会主義中国は終始、マカオ発展の力強い後ろ盾だ」と述べました。
胡錦涛国家主席はまた「『一国二制度』はこれまでになかった事業であり、実践で一連の矛盾にあうのは避けられないことである」と述べ、「こうした矛盾を正しく分析し、適切に処理すべきである。重要なのは、『一国二制度』を全面的かつ正しく理解し、それを実施し、特別行政区基本法に基づいて活動し、法律に基づいて香港やマカオを管理し、国を愛し、香港やマカオを愛する精神を堅持するもとでできるだけ多くの人々が団結し、しかも団結する人が多いほどよい。これは、香港とマカオの復帰の経験から得た重要な結論だ」と述べました。
胡錦涛国家主席はまたマカオ特別行政区政府や各界の人たちへの希望として、「第一に、人間を本とし、政府の管理レベルを絶えず向上させること。第二に、マカオの持続的で健全な発展に力を集めること、第三に長い目でマカオの開発に必要な様々な人材を養成すること、第四に、安定を維持し、包容力があり、和解した社会を築き上げることだ」と述べました。
何厚カ行政長官は45万のマカオの人々を率いて、「一国二制度」の偉大な構想を成功して実践し、中央政府の信頼とマカオの人々の支持を得ました。何厚カ行政長官はこれが二期目になるが、新たなマカオ五年間を導きます。挨拶にたった何厚カ行政長官は「これからの五年間、われわれは必ず、基本法をしっかりと遵守し、減私奉公し、できるかぎり努力し、実務的で前向きな姿勢をとり、市民全体が一丸となって、祖国や特別行政区、それに『一国二制度』や『マカオ人によるマカオ管理』、高度な自治という神聖なる事業に寄与していきたい」と表明しました。
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