何厚カ 1955―
マカオ(澳門)特別行政区政府行政長官。実業家。(何厚かの「か」は「金」べんに「華」)。マカオ生まれ。1969年にカナダに留学、ヨーク大学で商工管理学を学ぶ。81年、カナダ登録会計士と特許検査士の資格を取得。香港の会計会社で検査士を勤めた経験を持つ。
83年、マカオに戻り、大豊銀行常務取締役兼総経理。マカオ特別行政区準備委員会副主任委員を経て、1999年5月15日、選挙委員会での選挙によってマカオ特別行政区初代長官に選出。同年12月20日の中国返還とともに、一国二制度下におけるマカオの最高行政長官となった。マカオは2049年までの50年間資本主義制度を維持することになる。
マカオのトップとして、経済発展と安定に力を注ぐ。全人代常務委員、政協委員、全国工商連合会副主席などをつとめる。
2004年7月30日、第2回行政長官選挙は立候補者の推薦審査作業を終え、何厚カ長官が選挙委員300人のうち297人の推薦を受け、唯一の候補者となった。
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