イラクで19日、連続して暴力襲撃事件や拉致事件が発生し、約200人が死亡し、イラク人10人が拉致されたとのことです。
イラク南部のシーア派聖地であるナジャフにあるイスラム教寺院では、自動車を使った自爆攻撃が発生し、48人が死亡し、90人が負傷しました。イラク中南部の聖地カルバラのあるバス停でも、車の自爆攻撃があり、14人が死亡し、40人が負傷しました。これは今年3月以来、イラクのシーア派聖地で発生した死傷事件の中でもっとも激しい襲撃事件となっています。
首都バグダッドでは、市の中心部で発生した襲撃事件により、イラク最高選挙委員会の臨時職員3人が死亡しました。また、市内にあるイスラム教寺院が、多くの迫撃砲の襲撃を受け、イラク人の一般市民4人が負傷しました。
イラク駐留アメリカ軍の戦闘機が、再びファルージャ東南部の住民地区を襲撃しました。今のところ、死傷者はまだ出ていません。
別の報道によりますと、ある武装勢力のメンバーたちが当日、アメリカの保安会社で働いているイラク人10人を拉致し、その会社のイラクにおける業務を停止しなければ、人質を殺害すると脅かしているということです。(12/20)
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