イスラエル軍当局は18日の夜、ガザ地区南部のカーン・ユニス難民キャンプから軍を撤退させ、2日間にわたる軍事行動を終了させたと発表しました。
イスラエル軍当局は、その際、「今回の軍事行動の目的は、パレスチナ総選挙の期間中、イスラエル軍隊が襲撃されるのを防ぐことにある。もし襲撃されれば、イスラエル軍は軍事行動でこれに対応する」と述べました。
一方、パレスチナ自治政府はこの日声明を発表し、「イスラエル軍の侵略行為はパレスチナ自治政府のパレスチナ総選挙に備えた活動にひどい影響を与えている。今回の総選挙がイスラエル軍の侵略によって延期されれば、イスラエル政府はそれによるすべての責任を担うべきだ」と非難しました。
同じくこの日、エジプトのゲイト外相はカイロで声明を発表し、軍事行動を直ちに停止し、パレスチナとイスラエルとの和平交渉の回復に見合った雰囲気を作り出すようイスラエル政府に要求しました。
尚、16日の夜、パレスチナの武装グループはガザ地区にあるユダヤ人入植地に迫撃砲を撃ち込み、11人のイスラエル軍兵士が負傷しました。その後、イスラエル軍は直ちに武装へリ、戦車とブルドーザーを繰り出し、ガザ地区南部のカーン・ユニス難民キャンプに侵入し、パレスチナ人11人を死亡させ、40人余りを負傷させています(12/19)
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