中国外務省の章啓月スポークスマンは10日、北京での記者会見で、「日本の政府文書が所謂「中国脅威」を大いに誇張して述べることに不満を示す」との中国側の態度を明らかにしました。
報道によりますと、このほど、日本は新しい「防衛計画の大綱」を策定し、軍事活動を含む日本の軍事安全戦略を大幅に調整しました。この「防衛計画の大綱」は、中国軍隊の現代化と海洋活動範囲の拡大に注目すべきだとしています。
章啓月スポークスマンは、「中国側は、日本が軍事安全戦略を大幅に調整することやこれによってもたらされる可能性がある影響に深く注意を払っている。歴史的な原因で、日本の軍事安全分野の動きはずっと非常に敏感な問題である。日本側がアジアの近隣諸国人民の配慮を十分に考え、平和発展の道を歩み、この地区の平和と安定を維持するため、軍事安全問題で慎重に事を運ぶよう希望する」と述べました。
章啓月スポークスマンはさらに、「日本の政府文書が大いに誇張して述べる所謂『中国脅威』は、事実根拠がまったくないものであり、極めて無責任なことである。中国側はこれに強い不満を示し、日本側が中日双方の相互信頼の促進と両国関係の健全で安定した発展に有利な事を多くやるよう希望する」と示しています。
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