ロシアのプーチン大統領は7日、ロシア訪問中のイラク暫定政府のアラウィ首相と会談し、「ロシア側はイラク再建のために全力を尽くしていく」と明らかにしました。
プーチン大統領はその際、「ロシア側はイラクの未払いのロシア借金の90%を減免することを定めた。また現任のイラク指導者と選挙後の新しい政権がイラク駐在のロシア企業の利益を考慮するよう期待している」との考えを表明しました。
これに対しアラウィ首相はロシア側がイラクの債務を減免することに感謝の意を表すと同時に、「イラクの経済と工業再建でロシア企業が重要な役割を果たすことを承諾した」と述べました。
この他、両国指導者はイラク情勢などの問題について討議を行いました。プーチン大統領は「ロシア側はイラク暫定政府が国内の政治安定を実現するために尽くした努力を支持しているが、イラクの選挙が来年の1月30日に行われるかどうかに疑問を持っている」と述べました。
アラウィ首相は3日間に亘るロシア訪問を行うため、6日モスクワを訪れたものです。
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