イスラエルのシャロム外相、ヨルダンのアブドラ国王は29日、来年1月に予定されているパレスチナ議長選挙を支持するとそれぞれ表明しました。
ハーグでEUと地中海周辺諸国外相会議に出席するシャロム外相は、「イスラエルはパレスチナ選挙に如何なる先決条件をも提出せず、パレスチナ有権者が自由に投票を行うことを保証し、パレスチナ選挙の順調な進行にできるだけ便宜を提供する」と表明した上で、「イスラエル側は、今回の総選挙はパレスチナ自治政府内部および中東地区の安定に重要な意義があると考えている」と述べました。
同じく29日、ヨルダンのアブドラ国王はアンマンでパレスチナ指導者代表団と会見した際、「ヨルダンは最大の努力を尽くしてパレスチナ選挙を支持する」と表明しました。PLOのアッバス議長は、「パレスチナ当面の最大の任務は内部の団結を維持し、混乱している治安状況をできるだけ早く終わらせ、選挙の順調な進行に有利な条件を作りだすことだ」と表明しました。(11/30)
|