EU・欧州連合は24日、イランが提出したウラン濃縮と関連するすべての活動を中止した後一部のウラン濃縮設備を留保し研究開発に利用されるという要求を拒絶しました。
報道によりますと、イランが一部の設備を引き続き利用して遠心分離機の研究と開発実験を行ないたいが、西側の外交官は、「IAEA理事会が25日会議を開きイランの核問題を討議する前に、イランがこの要求を提出することに対して、EUとアメリカが受け入れられない。イランのウラン濃縮活動中止の誠意に対しても疑いがある」としています。
イランの核問題交渉代表のムサビアン氏は24日、「イランはウランと関連するすべての活動を中止したが、核プロジェクトを中止する『法的義務』はない。平和目的の原子力利用はイランが続ける権利がある。しかし、イランは原子力を軍事用途に利用しない」と重ねて強調しました。
イランとフランス、ドイツ、イギリス三カ国の代表は数回の交渉を経て、すでに今月22日、自らウラン濃縮に関する全ての活動を中止しました。
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