パレスチナ自治政府のアラファト議長のひつぎを運ぶ特別機は現地時間の11日夜、エジプトの首都カイロ国際空港に到着しました。
エジプト側は空港で、簡単な儀式を開き、空港ではエジプトのムバラク大統領夫人とゲイト外相およびパレスチナの高官が、遺体と同行したスーハ・アラファト夫人とシャース・パレスチナ外相らを出迎えました。
アラファト議長のひつぎは、空港近くの軍施設内にある病院に1晩安置され、議長の葬儀は同施設内で執り行なわれる予定です。その後、遺体はヨルダン川西岸の都市ラマラに運ばれ埋葬される予定です。
葬儀に出席する各国の指導者や代表はつぎつぎと、カイロに到着しています。伝えられるところによりますと、これは、2000年に執り行なわれたアサド・シリア元大統領の葬儀に次ぎ、中東地区で行なわれる大規模な葬儀となる予定で、アラファト議長の国際社会での地位、影響と声望の高さを示しています。
中国の胡錦涛国家主席の特使である回良玉副首相も葬儀に参列するためにカイロに着きました。
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