パレスチナのアラファト議長が11日の早朝、病気で亡くなった後、各国及び各国際組織の指導者はさまざまな方法で、哀悼の意を表明しました。またこれと同時に、各方面が引き続き中東和平プロセスを推進するよう呼びかけました。
この日開かれた第59回国連総会は、アラファト議長の死去に際し特別会議を行ないました。各国の代表全員は起立して、1分間の黙祷を捧げました。アナン事務総長はその際、「国連は各方面と共に引き続き中東和平のロードマップ計画の全面的な実行に努力する。その目的はイスラエルと平和的に共存できるパレスチナ国家を樹立し、最終的に中東地区で公正な、恒久的かつ全面的な和平を実現させることだ」と述べました。
その他の国及び国際組織の代表はアラファト議長の一生を高く評価し、国際社会は一貫してパレスチナの人々の正義の事業を支持すると表明しました。
中国の胡錦涛国家主席、ロシアのプーチン大統領、フランスのシラク大統領、EU及び日本などの国々及び国際組織の指導者は電報或いは声明を出し、アラファト議長を深く哀悼し、その業績を高く評価しました。また、各方面がアラファト議長の果たせなかった事業を継続するよう呼びかけました。
アメリカのブッシュ大統領は、その声明でパレスチナの人々に哀悼の意を示し、中東地区の各国及び世界のその他の国々がアメリカと一緒に中東和平という最終的な目標を実現させるために共に努力するよう呼びかけました。
イスラエルのカツァブ大統領は「パレスチナの人々がアラファト議長の死去という大きな悲しみから抜け出し、一日も早く新しい指導者を選出するよう望んでいる」と述べました。(11/12)
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