イランのハタミ大統領は2日、テヘランで「イランは圧力に屈服せず、全面的にウラン濃縮活動を停止するというヨーロッパ諸国の提案を受け入れない」と表明しました。
ハタミ大統領は、「核エネルギーの平和利用の権利は国家の尊厳に及んでいることから、いかなる国家と組織もその合法的な権利を奪い取ることをイランは決して許さない。イランがウラン濃縮活動を停止することになっても、それはイランの自らの行為で、外部の圧力の結果ではない。交渉の双方は、いずれも弾力性を示しているから、交渉の見通しは楽観的である」と述べました。
イラン議会は10月31日、政府のウラン濃縮活動の再開を促す法案を採択しました。
伝えられるところによりますと、イランのシャムハニ国防相は2日、「打撃の能力を強化し、国の安全を脅かしている敵に抵抗するため、イランは引き続き防衛力を向上させる」と表明しました。
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