フランス駐在のパレスチナのレイラ・シャヒド代表は10月31日パリで、治療を受けているアラファト議長の健康状況が安定していることを明らかにしました。パレスチナ自治政府のクレイ首相も当日これを証言しました。
この二人の話によりますと、アラファト議長は少しずつ食事もとれるようになり、また、周りの人と話もできるようになったとのことです。治療を担当しているフランスの医師は現在のアラファト議長の健康状態は非常に満足できるものだとしています。
同じくこの日、アラファトの側近の話では、アラファト議長は白血病、またはその他の重い病気などではなく、治療可能なもので、近いうちに回復できるということです。
これと同時に、パレスチナの政局は安定しており、各機構の運営も正常どおりに行われています。また、パレスチナ解放機構執行委員会のアッバス事務局長とクレイ首相は10月31日、ラマラで共同してパレスチナ国家安全会議を主宰し、アラファト議長の健康問題、パレスチナ自治政府の改革、それに無政府状態をいかに避けるべきかなどについて、討議しました。
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