中国外務省の章啓月スポークスマンは20日北京での記者会見で、「ロシア国家会議が『京都議定書』を批准したことを中国は歓迎し、これは、ロシアがこの議定書の締約国になる面で重要な一歩を踏み出したことを意味しており、また、この『議定書』の最終的な発効に希望をもたらした」と強調しました。
章啓月スポークスマンは、「『京都議定書』は『気候変動に関する国連枠組み条約』を実施する上での重要文書であり、国際社会が気候変動に対応するための具体的措置の実施に対する法的根拠となり、いち早く実施されるべきである。中国は、この『議定書』をいまだに批准していない国がいち早くこれを批准し、気候変動への国際社会の対応策がいち早く具体的行動に入るよう期待している」と述べました。
章啓月スポークスマンは、「中国は国際社会と共に、これからも『京都議定書』を支持していき、各国の国情に見合い、更には各国の積極性を引き出す気候変動に対応できる各種方法を見出していく」としています。
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