ドイツ、フランス、イギリスとイランの代表は21日、フランスのウィーン駐在国連代表事務所で、イランの核問題について第1回会談を行いました。
伝えられるところによりますと、ドイツ、フランス、イギリス3国の代表は、原子力技術でウラン濃縮活動を中止することと交換する方案をイランに提案しました。この方案に基づいて、イランがウランの濃縮活動の中止を承諾すれば、西側諸国はイランに軽水炉一基、核燃料及び原子力技術などを提供することになっています。
イラン代表団の要人は、「この方案をイラン政府の審議に提出する」と述べました。また、IAEA・国際原子力機関は、「当日の四国の会談とは関係がない」と述べましたが、この機関のエルバラダイ事務局長は、この方案に歓迎の意を示しました。
伝えられるところによりますと、もしイランがこの方案を拒否するならば、EU・欧州連合の多くの加盟国はアメリカの決定を支持し、国連のイランに対する経済制裁に同意する可能性があるとのことです。
|