中国外務省の章啓月スポークスマンは21日北京での記者会見で、「台湾問題は、アメリカのパウエル国務長官の中国訪問期間での中米双方の会談における重点である」と強調しました。

章啓月スポークスマンはその際、「パウエル国務長官がまもなく始める中国への訪問は、中米双方が両国関係を一層推し進めることにプラスとなる重要な訪問で、今回訪問中にパウエル長官と中米関係、朝鮮半島の核問題とテロ取締りなど共に関心を寄せるその他問題について意見を交換することに中国側は期待している。アメリカと中国は、いずれも世界の大国と国連安保理の常任理事国であり、世界平和を維持する上で特に重要な責任を担っており、双方が意見交換できる話題は非常に多い」と述べました。

章啓月スポークスマンは更に、「台湾問題は、中米関係では最も重要で、最も敏感な問題である。中国側は、アメリカ側がこれからも一つの中国の政策を堅持し、三つの共同コミュニケの主旨と"台湾独立"に反対していくという承諾を遵守し、台湾との如何なる政府間往来を中止し、台湾への武器売却と台湾との如何なる軍事関係構築をも止め、台湾に誤ったシグナルを送らないようにして、中米関係の発展を確保していくよう要求する」と述べました。