中国外務省の章啓月スポークスマンは21日北京での記者会見で、繊維製品の貿易一体化に障害を設けないようUE・欧州連合に期待しました。
章啓月スポークスマンはその際、「UEがこのほど発表した中国の繊維製品に対して取った措置は、差別的性質を持っており、来年の1月1日に繊維製品貿易全般で一体化が実現するという背景の下に取られたものである。中国側は、繊維製品の貿易一体化は、実質上、ウルグアイラウンドで得られた重要な成果であって、WTO加盟国が長期にわたる困難な交渉を経たあと達成されたものだ。したがって、全般的に見て、繊維製品の貿易一体化は各国の利益に符合しているので、中国は加盟各国が繊維製品の貿易一体化の実現のため寄与していくよう希望しており、この一体化プロセスに新たな障害を設けるべきではないと主張している」と述べました。
尚、ウルグアイラウンドで1994年に達した繊維製品に関する協議により、一部の先進国が保留する繊維製品輸入割当額は2004年1月1日から取り消しになることになっています。
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