中国外務省の章啓月スポークスマンは21日北京での記者会見で、「歴史問題を正しく認識することは、中日関係を発展させる上での政治的基盤だ」と改めて強調しました。
これはこの記者会見の席上、20日に日本の小泉首相が、「靖国神社参拝が両国首脳の往来の阻害要因だとの考えを取らない」と述べ、自らの靖国参拝が原因ではないとの認識を示した上で、いずれ中国も日本首相の靖国神社参拝に理解を示すことを期待していると述べたことについて記者からコメントを求められえて答えたもので、章啓月スポークスマンは、「中国側は、日本の指導者のこの問題で見せた態度に注目している。中国側は、かの時期の歴史を正しく認識することは、中日関係を引き続き発展させる非常に重要な基盤であり、日本の指導者が両国関係の大局をいう観点に立ち、中国人民の感情を傷つける如何なることをもしないよう希望している。中国政府は、日本との友好協力関係を発展させることを高度に重視しており、日本側が"歴史を鑑とし、未来に目を向ける"という精神に則って、実際行動を確実に取り、両国関係の健全かつ安定した発展を推し進めていくよう期待している」と述べました。
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