イタリアのマルティノ国防相は19日、ローマで、「イラク駐留のイタリア軍は、アメリカが出した他国籍部隊の管轄区域の移動計画に参加しない」と述べました。
マルティノ国防相は当日、記者の質問に答えた際、「アメリカ国防総省がイラク駐留のその他の多国籍部隊の管轄区域を改めて調整し直す計画を出したが、イタリアはこの計画の影響を受けない」と述べました。
報道によりますと、アメリカ国防総省のスポークスマンは18日、「アメリカはすでに、イラク国内の他の地区へ軍隊を派遣する可能性を考えるよう、イラクに駐留軍を置く加盟国に要求した。これは、一部のアメリカ軍をさらに必要のあるほかの地区へ派遣するためである。イギリスはすでにその650人の兵士をイラク南部から、バグダッド付近のスンニデルタへ移動させることを承諾した」と明らかにしました。
現在、イラクに駐留しているイタリア軍は約3000人おり、イラク南部の地域に配置されているとのことです。
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