15日のイスラムラマダンの前夜、イラクはまた血生臭い1日を送りました。14日、少なくとも36人が、数件の爆発事件と襲撃事件で死亡しました。更に注目すべきことは、自爆テロ襲撃者は当日、バグダッド市中心部のグリーンゾーンにも入り、2件の自爆事件を起こしました。この事件で、アメリカ人4人を含む10人が死亡し、20人が負傷しました。
14日、2500万ドルの懸賞でアメリカに指名手配されたアルカイダナンバー3のザルカウィ氏が率いる「タウヒード・ワ・ジハード集団」は、バグダッドのグリーンゾーンで発生した爆発事件についての犯行声明を出しました。
イラク戦争が開始して以来、米英連合軍とイラク武装勢力との衝突や戦闘が絶えず発生し、イラクの安全情勢は持続的に悪化してきました。たくさんのイスラム教徒は、ラマダンの期間でも平和的に過ごせなくなります。去年のラマダンで、米英連合軍はイラクの武装勢力に多くの打撃を与え、たくさんの民間人を死傷させました。それと同時に、イラクの反米武装勢力も"ラマダン攻撃"を発動し、一連の爆発事件と襲撃事件を起こしました。14日、バグダッドなどの地区で発生した爆発事件と襲撃事件は、イラクのイスラム教徒にとって、今年のラマダンにも平和が実現できないことを示しました。
今年、イラク情勢が発展する重要な時期に、イスラムラマダンを迎えてきました。来年1月のイラク総選挙を順調に行うために、イラク駐留アメリカ軍とイラク暫定政府は、イラク安全情勢の改善に力を尽くしています。
アメリカ軍はサマラやサドルなどの反米勢力の拠点を制圧してから、現在、スンニ派と外国武装勢力の反米根拠地のファルージャを攻め落とすことに力を入れています。アメリカ軍は、ザルカウィ氏とその連中がファルージャに隠していることを理由にして、ここ数ヶ月間、ほとんど毎週ファルージャを攻撃し、最近、こうした攻撃は更に頻繁になっています。アラウィ首相は13日最後の通牒を出し、「ファルージャの反米武装勢力と住民がザルカウィ氏とその連中を引き渡し、さもなければ、大規模な軍事活動を取る。」と表明しました。14日夜、イラク暫定政府と交渉するファルージャの代表は、アラウィ首相の威嚇に抗議するため交渉を中断させました。この交渉代表はザルカウィ氏がファルージャに隠していることを否定すると共に、「アメリカ軍は、的確な情報によって、ファルージャを爆撃したと毎回言うのに、婦人と子供を含む住民が爆撃事件で死亡した」と指摘しました。関係者は「現在、もし交渉を中断し、回復できなくなり、或いは双方が最終的に交渉が失敗すれば、ファルージャの戦闘は避けられない」と見ています。
これで、イラク総選挙前のこのラマダンは、イラク駐留アメリカ軍やイラク暫定政府とイラク武装勢力が、激しい戦闘をする時期で、たくさんのイスラム教徒が平和的なラマダンを過ごす夢も実現できないでしょう。
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