中国外務省の孔泉スポークスマンは16日、北京での定例記者会見で、「中国はアメリカが各方面の意見を聴取し、ダルフール問題をめぐり、安保理に提出した新決議案を修正し、ダルフール問題の解決に有利な条件を作っていってほしい」と述べました。
孔泉スポークスマンは記者の関連質問に答えた際、「中国側は、国連安保理の関連決議の下で、スーダン政府はダルフール問題の解決に努力を払ったと考えている。国際社会はスーダン政府にもっと多くの時間を与え、この問題を適切に処理してもらうべきだ。制裁は問題解決にならず、かえって一部の新しい複雑な要素が生じるのだと中国は見ている」と述べました。
孔泉スポークスマンはまた、「国連総会では、中国側はアメリカの決議案への修正状況に基づき、中国側の投票の立場を決めていく」と明らかにしました。(09/16)
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