イラク暫定政府のヤワル大統領は14日、「イラク暫定政府は暫定憲法の規定に基づき、来年1月に国民議会の選挙を予定通り行う」と表明しました。
これは、ヤワル大統領がEU・欧州連合のソラナ外交・安全政策担当上級代表と会談したあと後行われた記者会見の席上述べたものですが、ヤワル大統領は、「イラク駐在の国連関係者が、当面のイラク情勢は選挙実施に適応していない、或いは選挙延期に同意するとの見解を発表しない限り、イラクでの国民会議選挙は予定どおりに実施される」と述べました。
同じ日、アナン国連事務総長のカージイラク問題担当特別代表は、安保理会議の席上、「続出している暴力紛争は国連によるイラクでの再建作業やイラクの選挙にとって最大なる障害となっているため、イラク暫定政府の今の主要任務は、国内の安全情勢の改善である」と指摘しました。(09/15)
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