シリアを訪問したエジプトのアブルゲイト外相は9日、「シリアに対するイスラエルのいかなる脅威も中東地域の安全と安定に危険をもたらす可能性がある。エジプトはこれに断固反対する」と改めて強調しました。
これは、アブルゲイト外相がシリアのバシャール大統領と会談した後の記者会見で述べたものです。アブルゲイト外相はまた、エジプトがシリア・イスラエルの和平交渉再開を斡旋することを否定しています。
アブルゲイト外相は、「バシャール大統領にエジプトのムバラク大統領の書簡を手渡した。ムバラク大統領は書簡の中で、当面の中東地域の情勢、特にイラク問題とパレスチナ・イスラエル紛争に対する見解を述べた。バシャール大統領は、シリアはエジプトがパレスチナ国内の団結を推し進めるために払った努力を理解すると表明した」と述べました。
イラク情勢に言及した際、アブルゲイト外相は、「当面の苦境を脱け出すために、イラクは国際社会の更なる多くの援助を必要とする」と指摘しました。
|