イタリアのベルルスコーニ首相は26日ローマで声明を発表し、イラク武装勢力に拉致されていたイタリア人記者バルドニ氏が殺害されたにもかかわらず、イラク問題での立場を変えることはないと表明しました。
この声明の中で、ベルルスコーニ首相は、「イラク暫定政府に対するイタリアの承諾が変えることはなく、現在イラクに駐留しているイタリア部隊を撤退することはない。イタリアの人質を殺害した行為は極めて野蛮なことである」と非難しました。
今年56歳のバルドニ氏は今月20日イラクで取材した際イラク武装組織に拉致されたもので、イタリア政府が武装組織が要求しているように48時間内でイラクから撤退しなかったため、バルドニ氏が殺害されました。(08/27)
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