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(GMT+08:00) 2004-08-23 15:57:08    
トウ小平氏生誕100周年記念シリーズ(四)

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 昨日22日は、今は亡き中国の指導者であるトウ小平氏の生誕100周年の日でした。これに先立って、北京放送モスクワ駐在記者は、トウ小平氏について、ロシア科学院極東局現代中国史政治研究センターのスミルノフ主任をインタビューしました。

 スミルノフ氏はロシアの新しい世代の中国問題専門家であり、現代中国の思想イデオロギーの問題を研究課題としています。これまで、スミルノフ氏は「中国現代化イデオロギーの基礎の形成:毛沢東からトウ小平へ」などの著作を発表しています。

 スミルノフ氏は、中国の改革開放の総設計者であるトウ小平氏は中国の発展に大きく貢献してきたとし、次のように話してくれました「トウ小平氏とその思想の指導の下で、中国はこの25年の間に、長期的、迅速かつ安定した発展を遂げている。トウ小平氏は中国史上最も偉大な政治家の1人であり、世界的にも最も偉大な国家指導者の1人と言っても良い。現在、中国の経済、教育、科学技術などいずれは速いスピードで発展しており、この速度で発展していけば、近い将来、中国は必ずゆとりのある社会を確立する目標を実現できるだろう」。

 このように語ったスミルノフ氏は、トウ小平氏とその政策が世界にもたらした影響と意義に触れ、「1970年代の末、トウ小平氏は国家の根本的利益から、国民の生活レベルを改善し高めるための改革開放政策を制定したが、この政策の実施には平和で安定した国際環境を必要としている。トウ小平氏はこのような状況を受け、平和的に発展していく新しい外交政策を打ち出した。20世紀の末から現在まで、中国が世界で重要かつ安定した要素となったのはいずれもトウ小平氏とその政策によるものである」と強調しました。

 「トウ小平氏が指導的なポストに返り咲いた20世紀80年代の初頭、中国と旧ソ連双方の共同努力の下で、両国関係には緩和の兆しが現れ、双方は関係正常化に向けて努力し始めた。1989年に、両国関係の正常化が実現された。トウ小平氏は当時のソ連指導者であるゴルバチョフ氏と会見した際、過去にケジメをつけ、未来に目を向けると強調したが、これは原則的な一歩を踏み出したといえ、双方の経済、政治、文化関係の発展にとって極めて重要な意義を持っているだけでなく、世界にとっても重要な意義があるものだ」と評価しました。

 スミルノフ氏は更に「中国とロシアとの関係が正常化されてからの15年間に、両国関係は健全かつ安定した発展を遂げ、両国は更に『中国ロシア善隣友好条約』を結んだ。現在、両国の政治、経済関係の発展は非常によい」とした上で、「これはすべてトウ小平時代に実現した関係正常化によるものである」と述べました。