アメリカのライス国家安全保障問題担当大統領補佐官は、19日、ワシントンで開催されたシンポジウムで、「アメリカと欧州の同盟国との関係は良好だ」と述べました。
ライス大統領補佐官は、「イラク問題について、アメリカと一部の同盟国、例えばフランス、ドイツとの間には相違点があるが、全ての欧州の同盟国との間に相違点があるのではない。現在、NATO・北大西洋条約機構の16の加盟国はイラクに軍隊を駐留し、そのうちの一部の兵士は非常に危険な環境のなかで任務を執行している。フランスとドイツを含む欧州諸国は、現在一種の共通認識を持っている。それは、イラクが自由と安定を実現することは全ての人々の利益に符合する、ということだ」と述べました。
ライス大統領補佐官は、「イランの核兵器開発を阻止する面でも、アメリカとイギリス、フランス、ドイツなどと良好に協力している」と述べたほか、「イギリス、フランス、ドイツ3国のイラン問題での立場はアメリカの立場と一致している」と強調しました。
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