教育部の周済部長は2日、第3回中日大学学長フォーラムで、大学教育における中日間の協力強化について次の3点を提案しました。
(1)人材育成面での協力を引き続き強化する。中日両国の大学学長らが効果的な協力メカニズムを模索し、中国の優秀な学生を選抜して日本最高の大学、最高の教員の下で学ばせる。さらに、学位取得などの協力事業のモデルを模索し、支柱となるべき高い資質の人材を共同で育成します。
(2)科学研究面での協力をさらに強化する。両国の大学が科学技術研究において、より安定した協力と交流を行えるかどうかを模索する。これにはもちろん人文社会科学の研究も含まれる。例えば、科学研究の共同基金の開設、資金援助の共同申請事業、共同研究チームの編成、大学院生の共同指導などします。
(3)ハイレベル層による質の高い対話交流を行う場を共同で作る。今後、中日大学学長フォーラムのようなハイレベルの交流機会や、他のシステムを十分に生かし、経験を共有し、問題を話し合い、対策を模索し、発展を促進させていく必要があります。
同フォーラムは北京大学と日本の東京大学により発足し、第1回会議は2000年10月に東京で開かれた。その後、中国の教育部と日本の文部科学省による「中日教育交流5カ年計画(2001年~2005年)」の実施により、2003年に開かれた同フォーラム第2回会議からは、教育部と文部科学省も参加しています。(編集SN)
「人民網日本語版」2004年8月4日
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