イラク暫定政府は10日、イラクの武装勢力に拉致されている外国人人質の解放に尽力していくとの姿勢を表明しました。
イラク暫定政府首相事務曲の責任者は、「暫定政府は4人の外国人人質の生命の安全確保のためすでに措置をとっている」と述べましたが、この4人の人質は、ブルガリア人2人、フィリピン人1人とエジプト人1人だとのことです。
これら外国人を拉致した武装勢力は、多国籍部隊が拘束したイラク人を釈放するよう要求しているほか、関係国のイラクからの撤兵を求めており、これらの条件が満たさなければ、人質を殺害すると警告しています。
また、同日、イラク暫定政府のゼバリ外相は、「イラクは、イラン、ナイジェリア及び極東とヨーロッパの一部を含む43国への駐在大使を任命する」と述べました。
クウェートのマスコミが10日報道したところによりますと、ゼバリ外相はこのほど、クウェートとの外交関係を全面的に回復していきたいとの態度を示したということです。(07/11)
|