イランのハラジ外相は4日、首都テヘランで「アメリカがイランがイラクの反米行動を支持していると非難したことには根拠がない」と表明しました。
これはハラジ外相がブラヒミ国連事務総長特別代表と会見した時に明らかにしたものです。ハラジ外相は「アメリカは故意に誤った情報を撒き散らし、イランと隣国との間で矛盾や衝突が起こることを企んでいる」とした上で、「米軍がイラクを占領することはイラクの不安定を招く要因だ」と述べました。
イラン外務省は4日「イランはイラクのフセイン元大統領がイラン・イラク戦争を挑発し、化学兵器を使用したという訴訟文書を起草し、フセイン元大統領を審判する特別法廷に提出することになる」と発表しました。
イラク特別法廷は7月1日からフセイン元大統領に対する審判を開始しましたが、その起訴された7つの罪状にはイラン・イラクに及んでいるものは含まれています。
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