イラク駐留米英連合軍は6月30日、フセイン元大統領と11名のイラク旧政権の幹部らをイラク暫定政府に移管したことから、フセイン氏への訴追問題は一部の国の注目を集めました。
クウェートのサバーハ首相は「フセイン元大統領はクウェートで非人道的な罪を犯したことから裁判を受けるべきである」と述べました。
ロシアの外交筋は「フセイン氏の運命はイラク人民によって決められるべきだ」と表明しました。
イギリス首相官邸のスポークスマンは当日「イギリスは、すでにイラク暫定政府に、フセイン氏に死刑判決を下さないよう改めて要求した」と強調しました。
一方、イラク暫定政府のルバイエ国家安全保障顧問は、「イラクの特別法廷はまもなく自国の法律に基づき、フセイン元大統領に対する裁判を行う。この裁判では公正を求め、その模様をできるだけ中継放送する。特別法廷は犯人に死刑を言い渡す権利がある」と表明しました。
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