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(GMT+08:00) 2004-06-29 13:58:45    
イラク駐留連合軍がイラク暫定政府へ主権を移譲

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 イラク駐留連合軍は28日、予定より二日早くイラク暫定政府へ主権を移譲しました。これは、イラクが戦争後、主権の回復へ向い、外国の占領を一日も早く終えるプロセスで果たした重要な一歩となりました。今回の主権移譲はイラクにとってどういう意味を持つものか、新生のイラクはこの地域でどのような役割を果たすか、そして、アメリカがすべての権力をイラク暫定政府に移譲することができるのでしょうか。

 今回の主権移譲の儀式は28日バグダッドで行われ、その簡素さと進行の速さは大方の予想から外れました。これについて、北京放送湾岸地区駐在の呉茴萱記者は「イラクへの主権移譲儀式は予定の30日から、現地時間28日午前に前倒しされ、バグダッドで急遽行われた。この儀式で、イラク戦後再建を担当するアメリカのブレマー最高文民行政官はイラク暫定政府のアラウィ首相に正式な文書を手渡した。この文書では、イラク駐留連合軍はイラクの主権をその暫定政府に移譲することが明確にされている」と話しました。

 あるアメリカ人関係者はイラク駐留連合軍占領当局が早めに暫定政府に主権を移譲した目的は、日増しに多くなっている暴力事件に対するイラク暫定政府の対応力を強化するためであると語りました。

 イラク駐留連合軍スポークスマンのキミット准将はこの儀式が終った後、「フセイン元大統領はすでにイラク司法部門が管轄するある特別法廷に引き渡され、今週内に審判される見通しである」と述べました。

 ところで、連合軍占領当局の主導で誕生したイラク暫定政府は、現在の極めて不安定な状況の下で主権を回復したものの、多くの厳しい試練に直面するだろうと見られています。これについて、北京放送エジプト駐在の劉広聚記者は、「イラク暫定政府はまず治安状況が早く改善されるかどうかが問われている。その次は、アメリカ側との関係をどう処理すればいいかの問題である。第三は、国連との関係をいかに取り扱うか。第四は、フセイン元大統領をいかに公正かつ公開で審判するかである。第五は、暫定政府内部の団結をいかに維持し、将来の権力分配をいかに公正でバランスの取れたものにするか。第六は、イラク経済の再建に成果が見られるかどうか、国民の基本生活の需要が保障されるかどうかである」と見ています。

 イラクの主権回復が地域情勢にもたらす影響について、同じくエジプト駐在の塗龍徳記者は、「まず、新生のイラクは中東及びアラブ世界の政治分布図を書き直すだろう。イラク国内の情勢の変化はずっと周辺地区の情勢と緊密に関わっている。イラク問題の解決は周辺地区の安全と安定にプラスとなる。次に、イラクの安定はアラブ諸国とイスラエルとの紛争、特にパレスチナ問題の解決にプラスとなる。また、イラク情勢の好転は国際社会、特に中東地区の反テロ活動の更なる展開及び国際反テロ活動の正常化にもプラスとなるだろう」と見ています。

 最後に、アメリカはイラクへすべての権力を移譲することが出来るかどうかについて、北米駐在の張玲記者は、「アメリカは中東地区でその戦略的利益を守るため、これからも何らかの形で一部の権力を保留し、引き続きイラクに影響を及ぼしていくだろう」と話しました。