中国外務省の章啓月スポークスマンは北京での定例記者会見で、「中国はアメリカの『米中経済と安全評価委員会』の報告及びいわゆる意見に明確に反対して、中米関係と両国の協力の大局を守るようアメリカ政府に要請した」と明らかにしました。
伝えられるところによりますと、アメリカの「米中経済と安全評価委員会」はこのほど、アメリカ連邦議会に年度報告を提出し、「米中関係にある若干の趨勢はアメリカの経済と安全の長期的な利益にマイナス影響がある」とし、「多方面から政策とやりかたを調整し、経済や技術を利用して中国側にプレッシャーをかけるよう」アメリカ政府にアドバイスをしているとのことです。
これに対して、章啓月スポークスマンは「この報告は冷戦時代の思考に満ち溢れており、中国と中米関係を敵視し、大衆を間違った方向に導くものである。報告はまた、経済貿易、台湾、香港などの問題で中国の内政に干渉している。その目的は『中国脅威論』を吹聴して、中米間の各分野での交流と協力を干渉、破壊するためだ。中国はこれに対して断固として反対する」との考えを示しました。
|