アメリカとイギリスは1日、国連安保理にイラクへの権力移譲に関する決議草案修正案を提出しました。
この修正案はイラクにおける安全力をコントロールする権力とアメリカの主導する多国籍部隊のイラク駐留期限という2つの問題に対する補充を行い「イラク新政権はイラクの安全力をコントロールし、イラクの安全と安定を維持する任務を負う。多国籍部隊のイラク駐留期間はイラク政治の再建完成後に終結する。同時に、イラク新政権が要求を出せば、安保理は多国籍部隊の駐留使命を繰り上げて終結させることを考慮する」と指摘しています。この修正案は同時にイラク国民がその政治の未来を決定し、自国の天然資源を支配する権力があると規定しています。
安保理は当日の午後、緊急会議を開き、この修正案を重点的に討議しました。また、この討議には当日発足したイラク新政権のメンバーが要請されて参加しました。
フランス大統領府のコロンナスポークスマンは1日、「シラク大統領は当日イギリスのブレア首相とイラクの権力移譲決議草案について電話会談を行った」と明らかにしました。
コロンナスポークスマンは「双方は電話の中で決議草案の修正および6月30日の以後の権力移譲の確保について討議した」と述べました。
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