中国外務省の劉建超スポークスマンは1日の記者会見で、「アメリカ国防総省がこのほど公表した2004年度の『中国の軍事力についての年度報告』は、冷戦的構想に満ち、"中国脅威論"を改めて打ち出し、中国の軍事力と軍事支出を誇張しているが、これは下心をもったものだ」と非難しました。
劉建超スポークスマンは、「中国人民は平和をこよなく愛している。中国は独立自主の平和外交政策を実施し、防御的国防政策を実行し、平和発展の道をゆるぎなく進んでおり、主権国家としての中国が、国の安全と領土保全を守るため国防建設を行うのは当然のことである」と述べました。
劉建超スポークスマン更に、「世界には中国は一つしかなく、台湾は中国の一部分である。中国政府は"平和統一、一国二制度"の方針を堅持していく。われわれは、最大の誠意をもって、最大の努力を払い、祖国の平和統一と言う将来を勝ち取っていくつもりで、"台湾独立"を絶対に許さず、いかなる者のいかなる形による台湾の中国からの分裂を許すことはない。"台湾独立"勢力の分裂活動は当面の台湾地域と海峡両岸地区の平和と安定に対する最大の脅威となっている。中国側はアメリカが実際行動をとり、一つの中国の政策を堅持し、中米両国の三つの共同コミュニケを遵守し、"台湾独立"に反対するというこれまでの承諾を履行し、口実を設けての台湾への武器売却を止め、"台湾独立"勢力に間違ったシグナルを送らないよう要求する」と述べました。(06/01)
|