イラク統治評議会のメンバーであるオスマン氏は5月31日、記者のインタビューに答え、「イラク駐留アメリカ軍当局は、イラクの新しい大統領候補の指名への過度な干渉をやめるべきで、首相候補を討議した時と同じように、イラク統治評議会の意見に十分耳を傾ける必要がある」と述べました。
オスマン氏は、「イラク統治評議会の多くのメンバーは今月の議長アル・ヤワル氏が大統領に就任することを望んでいる。しかし、アメリカ側はイラクのアル・パチャシ元外相の大統領就任を堅持しているが、イラク新政権の発足はイラク人が決めるべきだ」と強調しました。
同じくこの日、イラク駐留米英軍当局の責任者は、「当局はアル・ヤワル氏とアル・パチャシ氏を大統領の候補名簿から外した」と発表しました。
一方、フランスのバーニア外相は、同日、「国連の新しい決議案に一層の信憑性と実行性をもたせるため、イラク新政権は国連によるイラク問題をめぐる新決議案の討議に参加すべきだ」と強調しています。(06/01)
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