国連安保理は26日会議を開き、アメリカとイギリスが24日提出したイラクへの権力移譲決議草案について討議しましたが、合意に達しませんでした。
安保理の輪番議長であるパキスタンのアクラム国連大使は当日、討議後に「安保理は国連のブラヒミ・イラク問題特別代表が国連に提出する今後のイラク政府の人選報告を待つと同時に、この決議草案に対するイラク人民の意見を聞く必要がある」と述べました。
ドイツのプロイガー代表は「ドイツはイギリスのブレア首相が25日にした『今後のイラク暫定政府がイラク駐留連合軍の軍事行動に対する最終的な決定権を擁する』という表明を支持する」と述べました。
アメリカのネグロポンテ国連代表は「安保理は27日にこの決議草案について引き続き討議する」と述べました。
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