アメリカとイギリスは24日、安保理に決議草案を提出し、米英が6月30日までにイラク暫定政府にイラクの主権を移譲することを支持すると共に、アメリカを始めとする多国籍軍が引き続きイラクに駐留することに権力を授けるよう安保理に要求しました。
この決議草案によって、アメリカとイギリスは6月30日、連合軍の暫定当局を解散し、イラクへの占領を終結することになっています。決議草案は、イラクが全国的対話会議の開催や、遅くとも、来年1月31日までにイラク国民議会の選挙を行うことを支持しています。
アメリカのブッシュ大統領は当日夜、テレビで演説を発表し、「連合軍は期日通りに、"すべての主権"をイラクに移譲するが、アメリカ軍は国連の授権した多国籍軍の一部分として引き続きイラクに駐留し、国際社会と共にイラクの再建を援助する。必要があれば、アメリカは現在の13万8000人のイラク駐留軍を保っている」と述べました。(05/25)
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