ドイツのシュレーダー首相は15日テレビ記者のインタビューに答え、「長い目で見れば、イラクの安全はイスラム諸国の軍隊によって保障されるべきだ」との考えを示しました。
シュレーダー首相は、「イスラム諸国がこの役割を果たすことができる理由はイスラム諸国がイラクと同じような宗教信仰を持っているからだ。」と述べた後、アメリカの指導による米英連合軍暫定当局が自分を守るほか、イラクに安全を提供できることに疑問を示し、更に「NATO・北大西洋条約機構がイラクに進入しても、イラクの安全感を増やすことはありえない」と述べました。
シュレーダー首相は、「ドイツがイラクに派兵することはありえない。選挙で生まれた合法的なイラク政府はアメリカ軍がイラクに残るかどうかを決める権利を持っている」と重ねて表明しました。(05/16)
|