アメリカ議会上院の一部議員は12日、連邦議会議事堂で国防総省が提供した、イラク人捕虜虐待の写真とビデオを見た後、「資料で明らかにされた内容は、すでに公開された写真の内容より数倍も悪質なものだ」と表明しました。
アメリカ議会上院軍事委員会のウォーナー委員長は資料を視聴した後、一般公開しないよう呼びかけ、さもなければ、海外にいるアメリカ兵の生命の安全を脅かすことになると警告しました。
ここ連日、国際社会は相次いでイラク駐留のアメリカ兵とイギリス兵によるイラク人捕虜虐待を非難しています。イギリスのブレア首相は12日、イギリス議会下院の公聴会で質問に答え、「イラク駐留部隊による、イラク人に対するいかなる虐待行為もまったく許されるものではない。」と強調しました。
別の報道によりますと、イラク駐留米軍のスポークスマン・キミット准将は12日、虐待にかかわった疑いでさらに二人のアメリカ兵が法廷で裁判を受けることになったと明らかにしました。
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