アメリカ上院軍事委員会は11日、アメリカ軍兵士によるイラク人捕虜虐待問題に関する二回目の公聴会を開催しました。
アメリカのカンボーン情報担当国防次官は公聴会の席上、「イラク人捕虜とアルカイダのメンバーとは異なる。捕虜や拘束した民間人に対する人道的待遇を定めたジュネーブ条約はイラク人捕虜にも適用されるべきだ」と強調しました。捕虜虐待事件の調査をかつて担当し、その報告書を作成したタグバ陸軍少将は、その発言で、捕虜虐待事件が起きた主要な原因は、アメリカ軍指導部の不届きによるものだと証言しました。
同日、ドイツ、イスラム教育科学文化機関、国連児童基金などの国と国際機構は、引き続きアメリカ軍による虐待行為を厳しく非難しました。
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