アラブ首長国連邦を訪問しているGCC・湾岸協力会議のアティア事務局長は、9日アメリカ軍によるイラク人の捕虜虐待行為を強く非難し、「虐待行為をした当事者をきびしく処罰するよう」要求しました。
アティア事務局長は、記者インタビューに答えた際、「GCCに参加する国々は、イラク情勢に関心を寄せている。そして、イラクの安定は、それら国々にとって、重要である。GCCの国々は、国連事務総長のイラク問題担当のブラヒミ特使が、イラクでの斡旋を成功に導き、イラク各方面がイラク臨時政府の成立について、意見の一致に達するよう希望する」と述べました。
伝えられるところによりますと、アメリカの新聞「ワシントン・ポスト」は9日、「去年4月、アメリカ国防総省は、アメリカ軍がグァンタナモ軍事基地で囚人に対し、睡眠周期を混乱させる、強い光で刺激するなどを含む一連のきびしい取り調べの手段を許可した。さらにこのうちの一部の取り調べ方法をイラク人捕虜への使用も許可していた」と報道しています。(05/10)
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