マレーシア、インド、ドイツ及びオーストラリアなどの政府と軍隊の関係者は、このほど、イラク駐留アメリカ軍がイラク人捕虜を虐待したことを非難しました。
マレーシアの副首相で、国防相でもあるナジブ氏は8日、アメリカ軍によるイラク人捕虜虐待の行為を強く非難し、「ブッシュ大統領がこの事件に対して、ただ謝罪するだけではまだ不十分だ。アメリカは捕虜を取り扱う制度を全面的に見直す必要がある」と述べました。
インドのアドバニ副首相は、この日、「アメリカ軍による虐待行為は人を驚かせ、かつ憎むべきことだ」と述べました。
ドイツのフィッシャー外相はこのほど、週刊誌シュピーゲルの取材に答えた際、アメリカ軍の虐待行為を強く非難すると同時に、「虐待行為をした当事者は相応の調査と処罰を受けなければならない」と述べました。
オーストラリア国防軍のコスグローヴ司令官は8日、アメリカ軍の行為に驚きと失望を表し、また、「イラク民衆の怒りを収めるため、虐待行為に関与したアメリカ軍の責任者を法に照らし制裁するよう」呼びかけました。(05/09)
|