アメリカのラムズフェルド国防長官は7日アメリカ上院軍事委員会のイラク人捕虜虐待に関する公聴会で虐待を受けたイラク人捕虜に深いお詫びを表し、相応の賠償金を出すことを考えていると初めて表明しました。
この中で、ラムズフェルド国防長官は「私はこの事件に全ての責任を負うが、辞任するつもりはない。当事者を厳しく追究し、このような事件の再発を防ぐため措置を講じていく」と述べたあと、特別調査委員会を任命し、虐待事件の調査を行い、45日間内に調査結果を提出すると指示しました。
当日、ブッシュ大統領は虐待を受けたイラク人捕虜及びその家族に謝り、事件の全面的な調査を約束しました。
伝えられるところによりますと、赤十字国際委員会は同じ日、「イラク駐在米軍のイラク人捕虜に対する虐待は偶然のものではなく、一般的に起こっていることだ」と指摘したとのことです。
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