アメリカ軍がイラク人捕虜を虐待した写真は、イラクで激しい反応を引き起こし、イラク人は、アメリカ側が誤りを認め、それ相応の責任をとるよう強く要求しています。
イラク政府のある職員は、「アメリカ軍は、"人権の護衛者"となる資格はない」と非難し、イラク暫定政権のあるメンバーも、このことについて正式に謝罪するようアメリカに求めた上で、「国際法に基づき、捕虜を虐待したアメリカの関係者を、それ相応の裁判にかけるべきだ」と主張しています。また一部のイスラム教組織は声明を発表し、国際的な人権機構が、このことにつて独立の公正な調査を進めるよう求めました。
アメリカ上院外交委員会のバイデン民主党議員は2日、記者のインタビューに答え、「アメリカ軍のこの行為は、中東地区におけるアメリカ軍のイメージを最も悪くした」と述べ、この問題処理に対するブッシュ政権の姿勢を非難しました。(05/03)
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