イラク駐留米英連合軍がイラク捕虜を虐待した行為は、このほど、国際社会の大きな注目を集めています。
国連のアナン事務総長のイラク問題のブラヒミ特使は5月1日、談話を発表し、アメリカ軍がイラク捕虜を虐待かつ侮辱する行為は「完全に受け入れられないことだ」と述べました。また、前日の4月30日、アナン国連事務総長もそのスポークスマンを通じて、声明を発表し、アメリカ軍によるイラク捕虜への虐待行為に不安を示し、また、国際人権法を守るようアメリカ軍に呼びかけました。
アラブ連盟は1日、声明を発表し、米英連合軍の行為を強く非難し、直ちに全面的な調査を展開し、事件に関与した人員を厳しく処罰するよう米英連合軍暫定当局に呼びかけました。
同じくこの日、イギリスのブレア首相も、イラク捕虜を虐待した行為を強く非難し、「これは絶対に許せないことだ」と述べました。伝えられるところによりますと、イギリス国防省は、イラク駐留イギリス軍のイラク捕虜への虐待行為について、調査を行うことを発表しました。(05/02)
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