博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの龍永図秘書長は28日、マレーシアのクアラルンプールで開催されている、第7回世界華商大会の中の討論会で「発展途上国は、各国が公平で活力に満ちた経済貿易環境をつくるため、国際規則の制定に積極的に関わることが必要」としたうえで、発展途上国の市場経済の発展のために、公平な経済貿易環境と透明性のある法制度の整備の必要性を強調した。
龍秘書長はブランド問題について「有名ブランドはすべて先進国が持っているが、発展途上国は欧米諸国との差を縮めるために、国際市場で地位を得るよう努力しなければならない」とブランド力の強化を急ぐよう指摘。「先進国がブランドを掲げて発展途上国をけん制するのは我慢できない」と述べた。
博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの龍永図秘書長は23日北京で記者会見し、11月2、3日に海南島・博鰲で開かれる同フォーラム年次総会について、バリ島での東南アジア諸国連合(ASEAN)、バンコクでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)に引き続き、アジア地域協力のさらなる推進に貢献する重要会合だとの認識を表明した。
龍秘書長は「アジアの共栄を求めて?発展促進への協力」をテーマに開かれる今総会の狙いについて「アジアの金融協力、自由貿易化、アジア情報通信産業の優位性、観光協力などについて討論する」と紹介した。
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